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#11 ビタミンC&E +β-カロテン

これからの季節、気になるのは日焼けですね。
日焼けを防ぐには、まずその仕組みを理解することが大切です。

悪者ではない、メラニン色素
皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下脂肪」の3層で構成され、表皮はさらに4層に分かれ、一番内側の基底部で新しい細胞がつくられています。
日焼けの原因となる紫外線にはUVA、UVB、UVCがあって、地上まで届くのはAとB。UVBは皮膚の基底部のメラノサイトを刺激してメラニン色素を生成。これが日焼けです。
もっとも、メラニン色素は決して悪いものではなく、紫外線が皮膚の奥深く浸透するのを防ぐ働きをしており、基底部で肌細胞が再生(ターンオーバー)すれば日焼けは元に戻ります。一方のUVAは真皮まで届いて細胞にダメージを与え、コラーゲンの生成を阻害してシワ、しみ、たるみの原因となってしまいます。

ということは、コラーゲンの生成や肌細胞の再生を促すことが日焼け対策。そのために必要な栄養素がビタミンCとE、β-カロテンです。

皮膚の再生作用にC+E
ご存じのように、コラーゲンの生成に欠かせないのがビタミンC。さらにコラーゲンの破壊を抑える、皮膚に沈着したメラニンを分解するなど肌の健康に役立つ成分です。
ビタミンEは抗酸化作用が強く、体の血流をよくする働きもあるため、新陳代謝を活発にして皮膚の再生を速めます。
さらにビタミンCと一緒に摂ることで作用も高まるため、複合摂取を心がけたいものですね。

予防にはβ-カロテン
βーカロテンは必要に応じて体内でビタミンAに変わるプロビタミンAとしての重要性が認識されていましたが、近年の研究で、βーカロテン自体に日焼けによるしみ・シワなどを予防する働きがあることが分かってきているのです。
そして重要なのは、これらの栄養素は日ごろから摂取するということ。紫外線は、体の中からもしっかりガードしましょう。

さらに、日焼け対策でもうひとつ注目したい栄養素がβーカロテンです。

βーカロテンにはマヨネーズ?
β-カロテンは「脂溶性」といって、油分に溶けて水分には溶けない栄養素です。

従って、油と一緒に食べると食物の中にあるβ-カロテンが油の中に溶けだして吸収を高めてくれます。
油分のなかでもおすすめなのがマヨネーズ。
マヨネーズは、卵黄が酢と油をつなぎあわせて細かい粒状になった乳化した状態なので、胃の中で細かい粒が広がって食物の脂溶性成分を溶かし、吸収しやすくするのです。

ビタミンC・Eとβ-カロテンのクッキングインフォメーション

ビタミンC・Eとβ-カロテンが多く含まれる食材とポイントです。

ビタミンC
主な供給源は野菜と果物。熱と水に弱いため、ゆでる・煮るよりも、炒め物のほうが損失が少なくてすみます。ゆで汁や煮汁にはビタミンCが溶け出しているのでスープも有効な調理法です。温め直しは避けましょう。

ビタミンCが多く含まれる食材
ニンジン ほうれん草 小松菜 菜の花 ブロッコリー etc.

ビタミンE
植物油に豊富に含まれていますが、酸化しやすいうえ、熱に弱いので、揚げ物では多くが流出してしまいます。加熱する場合は短時間ですむ炒め物、あるいはドレッシングなどからの摂取が効果的です。

ビタミンEが多く含まれる食材
アーモンド・ナッツ類 植物油 マーガリン たらこ かぼちゃetc.

β-カロテン
緑黄色野菜に多く含まれています。熱を加えても変性しないので、煮る、茹でるなどの調理も可。ジュースやスープなどにすると多く摂取することができます。

β-カロテンが多く含まれる食材
ニンジン トマト かぼちゃ しゅんぎく ほうれん草etc.