#47 上を向いて歩こうよ……こぼれないようにね。
今回は、「涙」について── ほんのいっとき、このワシとお付き合いを。
悲しい時、嬉しい時、人はなぜ涙を流すのじゃろう? いつの頃より、涙を流す行為を人は知ったのじゃろう? そんなことを考えたことはないかのォ〜。そもそも「涙」とは何か。

眼球の上部あたりに「涙腺」があり、ここで作られた涙は常時分泌されて、まぶたと角膜の間の潤滑油となりながら栄養分と酸素を供給したり、目に入った異物を洗い流すなどの保護作用をしてくれるんじゃ。この涙腺は自律神経を通じて脳とつながっており、何らかの原因で感情が高ぶった時に脳からの指令により涙が流れるわけじゃョ。つまり、平常心を失い高ぶった感情により神経が興奮して涙腺の分泌中枢を通常以上に刺激して大量に噴出される。それが細かい涙管に収まりきらずに溢れ出て涙として流れ出るということじゃ。
このような、いわゆる「感情の涙」は、一般的にストレス物質を排出するためと言われている。ひとしきり泣いた後は気分がスッキリする場合があるのも、ストレス物質が涙の中に溶け出して排出されるからとの説もあるようじゃ。実際にある実験において、涙を流した人とそうでない人の血液中のストレス物質の量に明らかに差があったとの報告もなされているそうな。
ちなみに、そもそも涙とは血液から出来ており、毛細血管から涙腺に取り込まれる際に細胞膜で色素が濾過されて無色透明の液体となるそうじゃ。(不勉強にもワシは知らなんだ。)
こころが震えて涙する。これもまた人間らしくて良いではないか。涙ひとつ流さないというのもどこか寂しい。過剰なまでの感情の高ぶりは問題じゃが、自然な涙は健全と言える。“涙はこころの汗”。な〜んて言葉もあるように、イライラやモヤモヤを濾過してさっぱりと洗い流し、また明日に向かって元気を出して行こうじゃないか!
のぅ諸君!つきナミダが、皆さんへ贈るワシからの言葉じゃ。
では、本日はこのへんで。