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リビングウェル

暑い夏、冷たい指先 〜今日もヒエ過ぎでショウ〜

外の暑さに反して冷房の効き過ぎた室内は冷え冷えに。こんな経験おありでしょう?夏だからこそ実感する「冷え症」の憂鬱。冷えによる血行不良は、体のサビ=酸化を招く可能性も。私たちの体の調整機能を低下させやすい、“極端な温度差の生活”を見直す時代なのです。

 私たちの体は、冷えた状態になると自動的に抹消血管を収縮して、体から熱を逃がさないようにします。逆に、暑さを感じるとそれを拡張して熱を放出します。
 長時間にわたって冷えた状態が続くと、普段以上に、収縮した血管と拡張した血管とが体の中に混在するようになります。収縮した血管内には、血球成分を多く含んだ粘度の高い血液が流れ、拡張した血管内には水分の多い血液が流れます。おのずと血液の流れは、安定を欠いたバランスの悪いものとなります。
 血液の循環が悪くなると、体内の老廃物を運び出して体外に排出するという、血液が持つ大切な機能も低下してしまいます。老廃物を溜め込んだ体は、サビ=酸化(老化)を招きやすくなるのです。このように、「冷え」は全身の血液循環に多大な影響を与えるのです。

 全身の中でどこよりも先に冷えるのが、心臓から最も遠い手足の先です。冷えの症状は徐々に進行、変化することがあります。手足の先から、ふくらはぎの冷え・むくみ、下半身全体、腰まわり、上半身へ移行しての「のぼせ」など。こうなると、さまざまな形で体の変調が現れ、それが慢性的になることさえあります。これは辛いですね。

私たちの体の熱の約6割は筋肉によって作られており、筋肉を動かすことで熱を生み出しています。女性は、一般的に男性と比べて筋肉量が少ないので、熱を作り出す力が弱く、冷えやすいと言われています。また、運動不足や食べ過ぎなどによって脂肪の多い体の場合、脂肪が体内の冷えを逃がさないように働いてしまって、さらに冷えを溜め込んでしまうのです。肥満によって代謝が悪くなり、ますます冷えるという悪循環が生じやすくなるのです。

 一日三食をしっかり摂るのは、血液循環という意味でも基本中の基本ですね。
 特定の物に偏らないバランスを考えた食事をしましょう。特に、体を温める食材を積極的に摂りましょう。ちなみに、この場合の野菜の簡単な判断法は、暑い土地原産の物は体を冷やし、寒い土地原産の物は体を温める、と憶えて下さい。

 代表的なものとして、カブ、かぼちゃ、ネギ、生姜、ごぼう、ニンニクなどがあります。穀物・豆類では、玄米、もち米、栗、くるみ、ピーナッツ、大豆など。魚介類では、アジ、いわし、サバ、ブリなど。肉類では、鶏肉や鶏肉のレバーなどがあります。

 冷える人には、一日の始まりと終わりに、血流を促すストレッチをお勧めします。朝食前や就寝前に行なうことで、血流を活発にして、ほどよい熱を体にもたらしましょう。目覚めの後の軽いストレッチは、胃腸の働きをも呼び覚ますので、安定した食欲も期待できますよ。毎日の習慣にしてみてはいかがでしょう。

 毎日のようにダラダラと夜更かしをする生活では、体の各器官も休息する時間がありません。女性は特に、肌トラブルの原因にもなります。冷える人は、日頃から体を動かさない傾向にありがちなので、筋肉がこわばり、血行不良を起こしやすいのです。慢性的な血流の悪さは、おのずと質の良い眠り=快適な眠りも望めません。

暑さをしのぐための冷房で、体内に「冷え」を溜め込む皮肉。冷えは万病の元とも言われます。地球温暖化の意味からも、冷暖房との付き合い方をよ〜く考えてみましょう。食事のあり方、汗をかく意義、睡眠の重要性。

夏だからこそ、「冷え」について
よりいっそうの工夫と実行を。
家庭でも、オフィスでも、
して下さいね!


ゴーヤーの苦みが元気の秘訣!?

5月8日(ゴーヤーの日)から8月5日(裏ゴーヤーの日)までの3ヵ月間が旬!まさに今が一番おいしいゴーヤーは、近ごろ人気の野菜です。栄養たっぷりで美容と健康にいいこの優良野菜、昔から本当に重宝がられていたんです…!?

 「ゴーヤー」と言えば「にがい!」(笑)。沖縄名物で、子供のころからあまり縁の無かった野菜でした。しかし昨今、健康ブームのなかでゴーヤー人気はうなぎのぼり。その需要に応えるかのごとく、年中スーパーで見かけますね。
 ゴーヤーはウリ科の一年草。表面にイボイボがあり、特有のにがみを持つ夏の野菜です。ちなみにこの「ゴーヤー」という呼び方は沖縄のもので、正式和名は「ツルレイシ」。地域によっては「ニガウリ」「ニガゴリ」「ニガゴイ」とも呼ばれています。
 原産地はインドを中心とする東南アジアで、それが中国に伝わり、日本には17世紀ごろに渡来してきたと言われています。そして沖縄にゴーヤーが伝わったのは、琉球王国時代の書物『琉球国由来記』(1713年)に苦瓜(ニガウリ)の名称が見られることからそれ以前と推測されるものの、時期ははっきりとしていません。

 貿易などを通じて中国と深い関わりがあった沖縄には、医食同源という中国風の考え方がありました。毎日の食事は飢えをしのぐものではなく、健康を維持するための薬沖縄の方言で「クスイムン(薬物)」「ヌチグスイ(命薬)」と表現されます。この考え方をもとにゴーヤーもただの野菜としてではなく、例えば暑さのために食欲がなくなったり、消化不良を起こしたり、十分に栄養補給ができなくなって体力が消耗…そんなときによく食されてきたのです。ゴーヤーにはモモルデシンやククルビタシンといった特有のにがみ成分があり、このにがみ成分が消化を高め食欲を増進する作用を持っているため、夏の疲れた胃腸を元気にすると言われています。

 ゴーヤーはビタミンC、カロテン、カリウム、鉄、リンなど様々な栄養素がたっぷり。なかでも豊富なのはビタミンCです。ビタミンCと言えばコラーゲン生成に欠かせない成分で、シミやシワを予防し、免疫力を高めて細胞の酸化を防ぐ、女性の肌にはうれしいもの!
 そんなわけで、さっそくわが家では「ゴーヤーチャンプルー」。ビタミンCは水溶性ビタミンなので、煮たり茹でたりすると汁の方へ出てしまいます。切ってから水にさらしても同様。水ほどではないものの熱にも弱いのです。だからこそササッと手早く炒めてでき上がり、加熱時間が短いゴーヤーチャンプルーはビタミンCを効率よく摂取できる料理法。さらに!ビタミンCはたんぱく質と一緒に摂るとストレスに対する抵抗力がUPしたり、コラーゲンの生成を促すと言いますから、ゴーヤー+豆腐の料理って理想的かな…って。夏の一品として、ぜひ食卓に!

□ゴーヤー・・・大1本
□木綿豆腐・・・400g
□卵・・・2個
□サラダ油・・・大さじ2杯

□塩・・・小さじ1/2
□しょう油・・・小さじ2
□カツオ節・・・適量

1.

ゴーヤーを縦半分に切ってスプーンで種とワタを取り、薄切りにします

2.

水分を除いて手でちぎった豆腐を油(大さじ1)できつね色になるまで焼いて塩(小さじ1/4)で調味し、取り出します

3.

油(大さじ1)でゴーヤーを炒め、火が通ったら塩(小さじ1/4)を加えて豆腐を戻します

4.

溶き卵を回し入れ、醤油を加えてさっと混ぜてカツオ節をかけます


枇杷のコンポート

平安時代に日本各地で活動していた
盲目のシンガーソングライターが琵琶法師。
このミュージシャン達が使った楽器<琵琶>が
この果実に似ていることから、
「比」「巴」に「木」へんを付けて植物版<枇杷>という
兄弟のような名前をいただいたという
嘘のような本当の話。


5〜6月は枇杷出荷の最盛期。
ベータカロチン豊富な甘いコンポートはいかが。

<10個分>
□ 枇杷・・・・・・・・・・・・・6〜8 個
□ 水・・・・・・・・・・・・・・・350cc
□ グラニュー糖・・・・・100g
□ 白ワイン・・・・・・・・100cc
□ レモン汁・・・・・・・・1/2 個
□ バニラビーンズ・・・2cm

<作り方>

1.

枇杷の皮の一部に十字の切り込みを入れ、レモン汁を絞ったあとの皮を入れた湯に10秒くらいつけ、すぐに氷水につけて、皮をむく。

2.

皮をむいた枇杷を縦半分に切って、種と種の回りの薄皮を丁寧に取り除く。

3.

鍋に分量の水、グラニュー糖、白ワイン、レモン汁、縦に切りさいたバニラビーンズを入れ火にかけ、グラニュー糖をとかし沸騰させる。

4.

[3]へ、[2]の枇杷を入れ、中火にかけてオーブンペーパーで落し蓋をし、再び沸騰してから5分程煮て火を止める。

5.

完全に熱がとれるまでシロップの中で冷まし、冷めたら冷蔵庫で冷やす。汁ごと器に盛り付ける。



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