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リビングウェル

初心者のワインスクール

眞野由季江
(ライター)

オシャレに飲むより騒いで飲みたい、ストレス発散型の一児の母。ワインの奥深さを学んで、じっくり味わうことができるのか!?

稲垣 京子
(フォトグラファー)

いつもは質より量に喜ぶ飲みっぷり。気付けば1杯、2杯…とグラスを空けているビール派が、ついにワインに目覚めるか!?

 ワインを買おうとしたものの、その種類の多さにどれを買えばいいのか分からなくなった、という経験はありませんか。
 ご存知のとおり、ワインはぶどう果汁を発酵させたお酒。「ぶどう酒」ともいいます。その歴史は古く、エジプト時代にまで遡ることができるとか。代表的な産地はフランス、イタリア、スペイン。ワイン初心者でもボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュといったフランスの代表産地の名前くらい耳にしたことがあるはずです。近年はアメリカやチリ、アルゼンチン、オーストラリアなどでも生産されるようになり、日本では山梨県甲州市が生産量日本一を誇っています。
 生産地もそれぞれなら、農産物であるぶどうには豊作の年、不作の年もあり・・・。おなじ畑で収穫したぶどうを原料に、おなじ製法でつくったとしても味に違いが生まれ、違いの数だけ種類がある――だからワインって、難しい(泣)。今回はそんな悩みを解消するべく、ワイン選びの基本の基本をソムリエに教えていただきます!

ボトルのデザインもいろいろ。これはスワロフスキーがキラキラしたイタリアワインのディアデマ

シニア・ソムリエ
(社)日本ソムリエ協会認定
下山長里さん

イタリア料理店、ワインショップでソムリエとして活躍後、1999年シニア・ソムリエに。2003年イタリアワインの銘柄にちなんだ店名のワインバー「ラ・マージア」をオープン。

 一般的には肉料理なら赤ワイン、魚料理なら白ワインです。しかし、自宅にゲストを招いて楽しむときは、肉料理、魚料理といわずバラエティー豊富に並べがち。そんなときには、やはり軽い白ワインの方が合わせやすいようです。

 レストランではソムリエ、ショップではワインアドバイザーに相談を・・・と思っても、手がかりなしでは、ソムリエもワインアドバイザーもセレクトできません。できることなら、赤ワインなら「渋み・コク・果実味」、白ワインなら「甘み、酸味、果実味」の3つの好みを伝えられるようにしておけばOK。たとえば、「渋みが少なく、軽やかで(コクが強くない)、果実味たっぷりの赤ワイン」とか、「ほんのり甘く、酸味が爽やかで、フルーティーな白ワイン」といった感じです。う〜ん、これなら何とかなりそう!

 おなじ生産地で、おなじ製法でつくったとしても、収穫した年のぶどうによって味が違ってくるのがワイン。ワイン選び(ワインの世界)はとても深いものですが、今回は初心者の二人が、何とか選ぶことができるように――というのを前提としているため、おさえておきたい品種を勉強!

 シニア・ソムリエの下山さんに種類、品種、味の特徴をざっと教えていただきましたが、実は突き詰めていくとまだまだ先が長いのです(予想はしていましたが)。ヴィンテージ(ぶどうの収穫年号)を選んだり、ベストな状態で飲むためにはおりを沈めたり、ワインを開かせたり・・・。今回の内容は、あくまで二人のような初心者が店頭で選ぶことができる基本中の基本。しかし、これほど奥深く、楽しい世界があったなんて!これを機会にもう少し勉強をしようと思います。みなさんもいかがですか!?

カベルネ・ソーヴィニヨン

フランスのボルドー地方(特にメドック地区)を代表する品種。色が濃く、渋みが強くて力強いワインができます。
代表的なワイン:シャトー・マルゴー

ピノ・ノワール

フランスのブルゴーニュ地方を代表する品種。若いあいだはフルーティー、熟成するとアロマティックな香りが出ます。
代表的なワイン:ロマネコンティ

メルロー

ボルドー地方のポムロール地区やサンテミリオン地区の主要品種。ソフトでコクのあるワインができます。
代表的なワイン:シャトー・ぺトリュス

サンジョヴェーゼ

イタリア(特にキャンティ地方)の代表品種。軽くなめらかな口当たりが特徴です。
代表的なワイン:キャンティ

シャルドネ

ブルゴーニュ地方を代表する、辛口の白ワイン用としては最も有名で人気の品種。豊かな香りとすっきりした飲み口が特徴です。
代表的なワイン:シャブリ

ソーヴィニヨン・ブラン

ボルドー地方やロワール地方を代表する品種。青草を思わせる独特な香りと柑橘類を思わせる爽やかな後味が特徴です。
代表的なワイン:プイィ・フュメ

リースリング

ドイツワインの代表品種。辛口から甘口まで多彩でバランスのとれたワインができます。繊細で上品な口当たりが特徴です。
代表的なワイン:ピースポーター

ぶどうを発酵・熟成させたワインは、同じようにミルクを発酵・熟成させてつくるチーズと最高の相性。
ワインとチーズの国・フランスでは、この組み合わせを「マリアージュ」(結婚)と呼んでいます。
ワインもチーズも、その土地の自然に左右されるものですから、おなじ産地(より近い産地)のワインとチーズを選ぶのが無難です。

代表的なチーズ

赤ワインセレクト

白ワインセレクト

熟成させず、ミルクの味わいを楽しみます。
マスカルポーネ、モッツァレラ
WINE SELECT
フルーティーで軽めの赤
ガメイ
フルーティーで果実味豊かな白
リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン

白カビの働きで表面から熟成するソフトなタイプ。
カマンベール
WINE SELECT
渋みがあってアロマとブーケのバランスがいい赤
メルロー
カルベネ・ソーヴィニヨン

内部の青カビがピリッとした独特の風味と香りをつくり出します。
ゴルゴンゾーラ、ロックフォール
WINE SELECT
甘口で濃厚な味わいの白
ソーテルヌ

表面に繁殖する特殊な微生物の酵素が味と風味をつくり出します。表面を洗いながら熟成度を調節。
タレッジオ、リダー
WINE SELECT
ブルゴーニュ産のシャブリ
シャルドネ
ブルゴーニュ、ローヌ産のコクのある赤
ピノ・ノワール
シラー

弾力があってマイルド。そのままでも、お料理にも使える万能タイプ。
ゴーダ
WINE SELECT
ミディアムまたはライトボディの赤
ピノ・ノワール

長期熟成した硬質チーズ。コクと旨みがあって、風味豊か。粉にすれば万能調味料として使えます。
ミモレット、パルメザン、エメンタール
WINE SELECT
渋みが豊かでボディがしっかりした赤
サンジョベーゼ
メルロー
フルーティーで軽口な白
シャルドネ

シニア・ソムリエ 下山さんのお店
La Magia(ラ・マージア)


名古屋市中区錦3-4-15
ヒグチビルディングB1F
TEL 052・971・2747
営業時間18:00〜2:00(日祝休み)

フランス、イタリアのワインを中心に300種以上のワインが揃う。チーズも常時10種類以上用意されていて、チーズプロフェッショナルの資格を持つスタッフがセレクト。フレンチ出身のシェフが腕をふるう料理は、キッシュ、トリッパなどが人気。ワインに合わせてソースのアレンジも。

シェフの神谷吾一さんもソムリエの資格を持っている


わらもじ入門

 ありのままの心の文字を表現するのが「わらもじ」です。わらもじ宗家 清水藁水氏がはじめたこの書は、昨今、幅広い年代の人に創作の楽しみを教えてくれるものとして話題に。そして、わらもじ筆で書かれた一文字、一言は、観る(読む)人の心までもキュンとさせたり、温かくしたり・・・。
 今回は、そんな不思議な力を持つわらもじを体験。一度、書いてみると「もっと書きたい!」と思うようになりますよ。

「日本人が忘れかけた心に響く言葉」を綴った、わらもじ宗家 清水藁水オリジナル詩集から選んだ詩をわらもじに

「ときには「クスッ」と笑ってしまう“名言”もあったり・・・

「今、思うこと」を素直に表現できる楽しい時間でした

文字には、わらもじ筆だからこそ出る味わいが

2月14日 岐阜県山県市立梅原小学校の3年生〜6年生が、わらもじを体験

眞野由季江
(ライター)


ライターとして、一児の母として、日々戦い続けている(と本人は思っている)負けず嫌い。わらもじ筆を持って浮かんだ言葉は・・・

稲垣 京子
(フォトグラファー)


写真へのこだわりは頑固なまでに譲らないが、そのほかのことでは流れに身をまかせるのが生活信条。そんな今をわらもじにすると・・・

 「わらもじ」とは、名前のとおり「わら」を束ねてつくった筆を使い、墨で文字を表す書のこと。毛筆ではなかなか出すことができない“かすれ”が味になって、どこかぬくもりを感じる文字となるのが特徴です
 主役はあくまで「書き手の心」。手本どおりに書くのではなく、自由な発想で、好きな文字をどんどん書いていく―体験してみると分かるのですが、どんな文字を書いても自由、文字の大きさ、バランスもセンス次第とあって、わらもじを書いている時間は素直に集中できる心地よさがあるのです。

「辺やつくりを書くのも自分のセンス。ほら、例えば・・・・・」先生に直接指導いただきましたが、なかなかバランスよく書くのは難しい(泣)センスの問題か・・・!

 いかがですか、今回二人が体験してしたためた書。恥ずかしながら、そのときの“キブン”です。そのキブンを受け入れてくれるのが、まさにわらもじの楽しみ。初心者でも個性や感性をそのままに表現でき、(今回の二人はともかく)思いがけず味わい深い文字を書くことができます。文字の上手、下手ではなく、そのとき感じたことを心のままに・・・それがわらもじの醍醐味なのです。
 「わらが墨を吸ってしまうので、たっぷり墨をつけること」「慣れない人は一文字書くのに何度墨をつけてもいいから、自分で納得できるものを!」とアドバイスいただき、それぞれ20枚ほど書きました。試行錯誤しながら書いているあいだ、頭のなかはわらもじ一色。「こんな感じはどうかな」「ここをもっと太くすれば・・・」と、思いつくまま書き続け、終わったあとはどこかスッキリ。これほど集中して楽しめたのは久しぶりでした。

ご指導いただいた清水先生、ありがとうございました。

1947年 福島県生まれ。自由な発想で書を楽しみたいという思いから長年の試行錯誤のすえ「わらもじ筆」を使った独創的な「わらもじ」を完成させる。現在は、教育の一環として小中学校でわらもじ体験授業の指導や創作活動を行ない、普及に努めている。

 

「わらもじ倶楽部」は、わらもじ指導者、わらもじ教室生徒、わらもじ愛好家で構成され、わらもじの研究・普及活動によりその魅力を広く伝えるとともに、感性豊かな創作活動をとおして社会に貢献することを目的としています。現在、大阪府・岐阜県・愛知県を中心に、小中学校やカルチャースクールで指導。作品展示会も随時開催。

 

わらもじ宗家 清水藁水 書→

わらもじの道具

■ わらもじ筆
「わら」の品種を厳選し、完成させた筆(使用するのは穂先でなく軸の方)。筆の太さにより様々な表情が生まれる。

※「わらもじ筆」特許出願中
 出願番号 特願2005-222311

■ 墨汁(藁のしずく)
わらもじ筆の特性に最適な粘度と深みのある黒色に調合された専用墨汁。

■ 和紙(藁のこころ)
厚手の三層紙(このページで紹介している作品や体験中に使っている紙すべて)。


   ※「わらもじ」は登録商標です。商標登録第5018388号


カメラと一緒に出かけよう!

 フィルムでもデジタルでも、カメラってご家庭に一台はありますよね。旅行先でのショットや子供たちの運動会など、あらためて一年を振り返ってみると結構、出番は多いものです。しかし、カメラ好きの人ならいざ知らず、記念に残すためだけにカメラを必需品のように持っていく方々のなかには、「機能がいっぱいあって苦手」「とりあえず写す」なんていう人も。
 そこで今回は、「カメラとのいい付き合い方」をご紹介します。
ぶらっと街へ出て、気に入ったものをパチリ。撮り方を少し変えてみるだけで、今までとはきっと差がつく”作品”になるはずです。
ファインダーを通すことで、いつもの見慣れた街のあれこれを違って見せるカメラのすごさを、プロの解説付きで誌上体験と行きましょう!

 被写体が小さいので、この場合は被写体の目線まで姿勢を低くして撮った方がベター。立ったままカメラを構え、見下ろして撮りがちですが、そうすると背景として入ってくる地面の面積が大きくなってしまうので、変わり映えしない写真に。被写体に目線を合わせることで真後ろの背景が入ってきますから、変化に富んだ写真が撮れますよ。

 花がたくさん咲いているところを撮ると、どこを見せたいのか分からない写真になってしまいます。花の美しさを強調するためにも、ズーム機能を使って、花びら一枚一枚が分かるくらい近づいて撮ると一輪が際立ち(できるだけ望遠にしてできるだけ寄って撮ると背景がぼけるので一輪が際立つ)、インパクトのある写真になりますよ。

ただし、近づきすぎるとメインの花にもピントが合わなくなるのでご注意を!

 普段は、横位置で撮ることが多いはず。それを縦や斜めにすることで、写真に変化が出ます。ほら、さっきのカエルさんもずいぶん印象が違って見えるでしょう!そして、狙った被写体を少し中心からずらして撮れば、アーティスティックな一枚になりますよ。
また、被写体を中心からずらすだけでなく、思い切ってフレームから少しはみ出させると、よりアーティスティックに。人間の心理なのか、人はたいていすべてをフレームに収めたくなるもの(?)…ですから、ぜひ冒険を!

 ストロボを使いましょう。
ストロボは、屋内での撮影に利用するものという認識ですが、逆光で撮る場合、肉眼でどんなに明るく見えていても被写体が暗くなってしまいます。強制的にストロボを利用することで、被写体は断然明るくなりますよ。ちなみにこれを「日中シンクロ」と言うんです。ただし、ストロボは光の届く範囲が限られます。被写体から離れすぎてはいけないのはもちろんのこと、近づきすぎも良くない場合が(詳細はカメラやレンズによって違うので、よく説明書を読みましょう!)。

光が横から当たっていると、被写体の半分が暗くなってしまうことがあります。
そんなときプロは、「レフ板」(主に発泡スチロール製の白い板)で光を反射させ、被写体全体に光を行きわたらせます。普段の散歩などに大きなレフ板を用意するのは不可能ですが、例えばストッキングの台紙やケーキの箱など、白い厚紙(紙では風であおられてしまいます)を一枚バッグに入れておけば、いつでも便利に使えます。



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