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リビングウェル

わたし、貧血だから…と言う前に。

日ごろ、皆さまからのお便りコーナーでも圧倒的に多いのが「貧血」のお悩みです。女性の10人に1人、とまで言われるほどに身近で厄介な症状ですね。とはいえ、始めから諦めていては何も変わりません。ご一緒に、効果的な改善法を考えてみましょう。

 一般的に、貧血と呼ばれる症状のほとんどが「鉄欠乏性貧血」です。血液中の赤血球の数、あるいは赤血球中のヘモグロビンの数が減少することによって貧血状態になります。ヘモグロビンとは、赤血球を構成する主要なもので、体内に摂り入れた栄養素と一緒に“酸素”を抱え込んで体のすみずみまで届ける“運搬役”を担っているのです。体に必要な酸素の供給が不足することで、動悸や息切れ、目まい、集中力低下などの酸欠症状が現れます。この重要なヘモグロビンを作る材料となるのが「鉄」なのです。鉄は成人の体内に約4g存在するとされています。そのうちの約7割が、酸素を全身に運ぶために活用され、残りは肝臓や脾臓にストックされて必要に応じて使われます。

 鉄は、肉や魚といった動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、野菜や穀物などの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」とに分類されます。

■ヘム鉄が多く含まれるもの
 → 豚レバー、牛肉、カツオ、アサリ、など
■ 非ヘム鉄が多く含まれるもの
 → ひじき、小松菜、納豆、ほうれん草、など

 鉄は体内への吸収率が比較的低いので、効果的に摂るためには、他の栄養素などと一緒に摂るなどしてその吸収力を高めることが大切です。吸収力ではヘム鉄の方が大幅に高いので、鉄を摂るにはボリュームたっぷりの肉をせっせと食べれば良いのかと思われがちですね。しかし、これでは別の弊害を生む可能性もあります。動物性食品にはない重要な栄養素も植物性食品には多く含まれているので、両者からバランス良く摂るのが肝心です。しかも、ヘム鉄には非ヘム鉄の吸収を助ける働きがあるので、肉や魚を食べる時は、鉄の豊富な野菜もタップリと添えることで相乗効果を期待できます。牛肉料理に小松菜の和え物を一品加えるなどは、理想的な組み合わせですよ。

 貧血防止には、鉄ばかりを摂るのでは不十分です。血液中の赤血球を造るためには、たんぱく質やビタミンB6、B12、葉酸などの力も不可欠です。鉄をしっかり摂ったとしても、これらの栄養素の補給が不十分では貧血の改善には結びつきません。鉄の吸収を助ける料理の一例をご紹介しましょう。

豚肉とひじきの炒めもの+オクラ

一口大の豚肉にショウガ、みりん、酒、しょう油などで軽く下味を付け、ひじきと一緒に炒めます。さらにだし汁を加えて煮込み、煮汁が少なくなったら茹でたオクラを入れてさらにひと煮する。

ひじきの鉄、豚肉のビタミンB6、オクラのビタミンCの強力な組み合わせ!

アサリの深川丼

アサリのむき身と、ニンジン、長ネギ、しいたけ、ショウガを用意する。だし汁を火にかけ、適当な大きさに切った前記の野菜を加えて煮立ったら、アサリと一緒に味噌・砂糖・酒を適量ずつ入れる。アサリに火が通ったら溶き卵を加え、ふたをして半熟状になるまで煮る。丼に盛ったご飯に汁ごと乗せて出来上がり。これぞ江戸っ子の味!

鉄と共に含まれるアサリのビタミンB12が造血には欠かせません!

レバーは造血には良いとは分っていても、あの味が苦手という人が多いのも事実。こんな料理で、美味しく効果的な鉄の吸収を心がけてみてはいかがでしょう?貧血でお悩みの方、普段の食生活に十分な配慮をされていますか?栄養素は複合的に摂取してこそはじめてその力を発揮します。いっこうに改善しない理由のひとつかもしれませんよ。

優れた栄養素たちの力を集結して、
めまいも、息切れも、吹き飛ばしましょう!


果実のある一日

夏バテが抜けずに食欲不振だったり、逆に、食欲の秋だとばかりに食べ過ぎたり。何かと胃腸へのダメージが気になる時期ですね。
 毎日欠かせないビタミン・ミネラルの補給。野菜や果物を、“どんだけ〜っ!”と言うほど食べられる人もなかなかいません。効率よくスッキリと補給するためにも、毎日の生活の中に、有効成分がギュギュッと凝縮された生ジュースを取り入れましょう!

 新鮮な野菜や果物には、自然の甘みが備わっています。私たちは、その純粋な甘みを味わう機会が減ってきているようです。野菜サラダにあれこれとドレッシングで味付け、本来持っている素材の味を十分に認識しているとは言い難い面があります。
 食事となれば、何かしらの加工や味付けも必要となります。自然の甘みを味わう意味でもジュースにすることで、その自然の恵みを最大限活用することが可能です。
 野菜や果物を毎日摂るのは意外と量がかさみますが、ジュースにすることで、サラダで食べるよりもたくさんの量を摂ることも出来ます。何よりも、スッキリとした爽快感を得られますね。

 ビタミン・ミネラルは水溶性のものが多いので、水に長時間つけておくと栄養素が失われてしまいます。また、切ったり、おろしたりしている間にも失われていくので、調理の際には手早く洗って、しっかりと水気を取り、手際良く時間を置かずに新鮮なうちに飲みましょう。作り置きはNGですよ。サラリとした味わいならジューサーを、濃厚な味わいならミキサーが適しています。
 ジューサーを使用する時に複数の材料をミックスする場合には、量の少ないもの、柔らかいもの、かたくて水分の多く出るものの順で投入して下さい。繊維分を多く含むものは、ミキサーを使用すると素材感を丸ごと味わえます。

3センチ四方に切ったキャベツと、芯を取り除いて一口大に切ったリンゴを一緒にジューサーでしぼります。グラスに入れ、レモン汁を加えて混ぜれば出来上がり。食欲不振の時などにはピッタリですよ。淡いグリーンが目にも爽やかなジュースです。

中の種を取り除き、出来ればシナモンパウダー少々を加えてミキサーにかけて下さい。グラスに入れた後、レモン汁を加えると味が引き立ちます。

旬のものを使い、その時の体調や気分によって素材の組み合わせを工夫してみる。時にはオリジナルレシピを開発してみる。そんなふうに楽しく作るジュースタイムは、最良のリフレッシュかもしれませんね。

自然の恵みの味に、新たな発見や感動を覚えてみませんか?


中高年の食卓〜シニア世代の食を考える

 若い頃から食べたい物をガッツリと、酒の付き合いも仕事のうち・・・。
 少なからずそんな生活を重ねてきたご同輩。定年後、あるいは第一線を退いた頃よりとたんに太ってしまった、というケースが多いそうです。若い頃にはイメージできなかった“老化”を、現実的に見つめる分岐点ともなるのがこの年代ではないでしょうか。高齢期へ向けての食生活の改善を、ご一緒に考えてみませんか?

 とかく健康のためには、あれはダメ、これは良くない、といった食生活のイメージが思い浮かびますね。当然、年齢とともに規制すべきものはあるでしょうが、大事なことは“バランス”です。組み合わせと栄養価、量や食べる速度、時間帯など、それらが適正で安定しているかが重要なポイントなのです。

 シニア世代の食事のコツは、「量より質」です。単純に、粗食が良いといって空腹を満たすだけの食事では必要な栄養素も不足しがちです。食べ過ぎても、少量過ぎても、偏りすぎてもいけません。賢く美味しくいただくヒントをいくつか挙げてみましょう。

 働き盛りの頃と違って高齢になれば、肉はあまり摂らない方が良いと思われがちです。確かに基礎代謝が減っているので過剰な摂取は禁物ですが、肉や魚などからの動物性タンパク質を適正に摂ることで、「血清アルブミン」という成分が生成されやすくなります。元気な高齢者はこの成分値が高く、良好な栄養状態を保つ目安とも言えます。

■ 低脂肪で高タンパクの部位を選ぶ。
■ 牛肉:ロースを避けてもも肉を、サーロインよりもヒレを。
■ 豚肉:ばら肉より、もも肉やヒレを。
■ 鶏肉:もも肉よりもささ身を、胸肉なら皮を除いて。

 残り物で構いません。多品種の野菜を使って野菜不足解消を心がけましょう。
 胃腸にもやさしくて、生野菜では食べづらいような量もしっかり摂れます。また、骨付き肉などを使った煮込み料理も、コラーゲンがスープに溶け出して効率よく摂取出来ますね。

 大さじに一杯の煮豆は、一般的な生野菜サラダ1人分とほぼ同じ量の食物繊維が含まれているそうです。同時にタンパク質も豊富なので、豆類は日々の食卓に欠かしたくないものです。手軽な物では、何といっても納豆ですね。血栓を出来にくくするナットウキナーゼの働きは、食後8時間は持続します。夕食に食べることで、深夜から明け方に起こりやすい脳卒中や心臓発作などの血管系の疾患の予防に働きかけるのです。さらに、納豆菌が腸内の善玉菌を活性化し、加齢とともに弱くなる腸の働きを助けます。

 納豆にちりめんじゃこを加えてカルシウム補強をしたり、ネバネバ同士のオクラと合えたり、同じ発酵食品のキムチと合えることでいっそうの相乗効果も期待できます。一度お試しくださいね。

毎日の食事で、肉・魚、野菜や果物、豆類に海藻類などをしっかり摂ったつもりでも、必要なビタミンやミネラルはなかなか十分には摂れないのが現実です。体の機能を円滑にするための潤滑油となるのがビタミン・ミネラルなのです。それだけ重要なものです。食事とともにサプリメントを上手に活用して補いましょう。   

10年後、20年後の自分の体調、健康をしっかりイメージしましょう。もう若くはないと思うほどに、健康で活気ある自分の姿が愛おしくてなりません。

未来の私のために、食生活の改善を始めましょう!


旬がわかる人、ですか?〜食材の最高を味わおう〜

 さまざまな食材が一年の間で最も美味しく食せる季節を「旬」と呼びますね。近ごろでは、ハウス栽培や養殖、輸入などによっていつでも食べられる物があり、その季節感が薄れてしまっているようです。便利ではある反面、どこか味わい深さが無くて寂しい気もします。旬の野菜、旬の魚、旬の果物。食材の持つ本来の上質の味を知ることで、自然の恵みに改めて感謝し、食への意識が高まることを切望します。

「旬」のものを美味しくいただくためには新鮮でなくてはなりませんね。
あなたはその判別が上手に出来ていますか? 
それらを見分けるポイントをいくつか挙げてみましょう。

 ポイントは、重量感と表面の皮の硬さです。ズッシリと重くて皮のツヤが消えてゴツゴツしたものが良品ですよ。さらに、ヘタ部分が乾いたコルク状になり周囲がへこんでいるものは、完熟品で甘みが強い証拠です。カットされて売られている物は、果肉が厚くて黄色みが濃く、ワタと種がぎっしりと詰まったものを。
 風邪の予防に効果的とされ、ビタミンCやEを多く含む栄養価の高い野菜です。

 大き過ぎずふっくらと重量感のあるものを選び、芽が出ていたり、デコボコ、皮のキズ・斑点のあるものは古いので避けましょう。皮の色が緑がかってない、うすいキレイな茶色のものを。保存は、新聞紙に包むなどして日の当たらない涼しい場所で常温で。芽が出てしまったらしっかりと深くくり抜いて使いましょう。ビタミンCが豊富で、しかも、加熱でも損失しにくい性質です。ビタミンB1、カリウム、食物繊維も豊富に含まれていますよ。

 つやが良く、ひびや斑点・シミのないきめ細かいものを選びましょう。
 茎がしっかりとしていて、葉の緑色が濃いものが新鮮です。葉には根よりも栄養が豊富に含まれているので、捨てることなく利用して下さい。保存する場合は、葉のつけ根部分から葉と根を切り分け、それぞれをポリ袋などに入れて冷蔵すれば、2〜3日は保存できます。分解酵素を含むので、疲れた胃腸には最適です。春の七草にも数えられていますね。(すずな=カブ)

※天然ものを対象

 新鮮さのポイントは、目が澄んでいて、背中が青光りし、お腹がかたくて弾力があるものです。特に、尾のつけ根、口先が黄色いものは、たっぷりと脂が乗っているサインですよ。脂の多さは酸化も早めるので、その日のうちに調理しましょう。
 サンマ一尾には、一日に必要とされるタンパク質の3分の1が含まれ、血液循環を良くしたり、貧血予防にも効果的なビタミンB12が他の魚の約3倍も含まれているなど、非常に栄養価の高い魚です。

「鰯」と書くように、いたみやすいのが弱点の魚なので、新鮮さが命です。背中の光沢、お腹のふっくら感、目の澄み具合で判断しましょう。目の回りに赤みが帯びていたら避けましょう。カルシウムの吸収率をグンと高めるビタミンDが豊富ですよ。

 目が黒々と澄んだ、体の模様がはっきりとしたものを選びましょう。お腹に金色のスジが入っているのが新鮮さの証しです。切り身で買う場合は、血合いの境目がきれいに出ているものを。脂っぽさや生臭さを緩和する意味で、酒やショウガ、味噌との相性は抜群です。血液をサラサラにするとされているDHA(ドコサヘキサエン酸)、 EPA(エイコサペンタエン酸)の含有量が青魚ではダントツでトップです。生活習慣病予防に大いに期待できる魚ですね。

 春には体のエネルギー源となる食材。梅雨には夏の暑さに耐えうる栄養価の高い食材。夏には体のほてりを冷ます食材。秋にはこれからの寒さに備える体づくりのための食材。冬には滋養効果のある食材。

私たちには、長い長い年月に培われた旬の恵みがあります。
もっと美味しく、 もっと元気に!
食材の最高を味わう心を、いつも持ち続けましょう!


笑顔の味 手間ひまかけた調理の意義

ファーストフードやレンジでチンする食事が氾濫していますね。簡単に美味しく食べられ、それはそれで大いに利点があり、そういうもの無しの生活も現実的には難しい面もあります。それでも、“お手製の味”は格別ですよ。食材の良い面を引き出すさまざまな調理法で、栄養価や味にも相互作用が生まれます。私たちにとって何よりも大切な食の意義を考えましょう。手間ひまかけた食事にはおのずと心がこもります。

 日本の味とも言えるのが「うま味」ですね。うま味は、昆布から抽出された成分(グルタミン酸のナトリウム塩)が味を持っていることを発見したことで、初めて認識されました。1908年のことです。日本の料理には伝統的に昆布やしいたけ、かつお節などからのダシを摂ることが多く、そこから得られる奥深い美味しさを古くから私たちは共有してきました。言葉ではなかなか表現の出来ない独特のうま味。例えば、栄養価とうま味成分に富んだものに貝がありますね。日本人は古くから貝を重要な食材として利用してきました。それこそ、まだその栄養価などが解読されるずっと以前より慣れ親しんできました。体が欲して必要としているものを、長い長い年月をかけて自然と理解し、生活の中に取り入れてきたのですね。
 貝に共通するのが、タウリンとコハク酸という成分です。コハク酸は独特のうま味を有し、これを汁物にするとより深いうま味成分を味わうことが出来ます。あさりやしじみの味噌汁の何ともいえないあの味は、まさに“美味!”ですね。

あさり 鉄、リン、マグネシウムなどが多く含まれ、鉄欠乏性の貧血や心臓病の予防に重要な働きを期待できます。
しじみ アミノ酸のメニオニンという成分が多く、肝臓の機能を高めることでも知られています。
カ キ “海のミルク”とも言われるほどに栄養価が高く、中でも味覚障害の防止に大いに関与する亜鉛が豊富です。

 生活習慣病の元凶として知られる活性酸素。本来は、細菌やウイルスと戦う役目を持つ活性酸素が、必要以上に増えることで体内のさまざまな細胞にくっついてその質を低下させサビさせるのです。もともと私たちの体には、活性酸素の働きを抑える物質である抗酸化物質が存在し、バランスを保っています。しかし、加齢とともにこの機能が衰え、食生活やいくつかの要因とも重なって体のサビ=老化が進むのです。

 これに対抗するためにも、しっかりとした「栄養」を武器にしましょう!
 抗酸化物質は、主に緑黄色野菜に多く含まれています。昔ながらの日本食の基本である「一汁三菜」を実践してみて下さい。バランスの良い栄養摂取が期待できるのです。一汁三菜とは、ご飯に汁物、おかず3種(主菜1品、副菜2品)の献立です。主菜は魚や肉、卵、豆腐などのたんぱく質を中心に、副菜は野菜やいも類、豆、きのこ、海藻などで不足がちなビタミン・ミネラル、食物繊維をたっぷりと摂りましょう。

 大豆を発酵熟成させた味噌には、血中コレステロール値を下げて動脈硬化を防ぐ働きがあると言われています。さらに、ここに食物繊維などが豊富な野菜を多種類入れて味噌汁にすると、実にバランス良く栄養摂取が出来る一品となりますね。一杯の味噌汁の中で、具の割り合いを約7割にすることで汁を少なめに摂り、塩分カットにもなります。具が器の中にいっぱいに見えるようなあったか〜い味噌汁を、一日に2〜3杯は摂りたいものです。お腹の底から、「あぁ〜、うまい。」という至福の声が出ることでしょう。

食べるという行為は、「幸せ」ということですね。健康に美味しくいただけることは、何よりの幸せでしょう。そこに何がしかの手間や創意工夫があるからこそ、心にも染みわたる味が生まれます。
料理に無頓着な方、あるいは苦手という方、一度や二度では上手く作れないかもしれませんが、

“笑顔を呼ぶ味”に挑戦してみませんか?


足は第2の心臓です 〜運動の基本〜

 “メタボ”という言葉がすっかり定着してきましたね。若い頃はスリムだったお父さんも、年齢とともにお腹周りがダブつきだしていませんか?青年時代の運動量は減り、筋肉も衰え、基礎代謝で消費されるはずのエネルギーが余って脂肪として蓄えられているのですね。運動によって筋肉を元気にして基礎代謝を増やすことで、生活習慣病にも負けない体を作りましょう!
そのための“意識改革”してみませんか?

 私たちの日常は、便利なものがますます増えていくでしょう。ちょっとした買い物にも車を使い、階段の上り下りは避けてエレベーター利用が当たり前。いつの間にか筋力は低下し、エネルギーを使わない体になってしまうことも…。忙しい時間をさいてスポーツジムに通うことも大いに結構ですが、日々の生活の中で意識的に「便利さ」から離れてみることも大切ではないでしょうか。
例えば、

 こんなことの積み重ねが思わぬ効果を発揮することがあります。何十年も前の生活が良かったなどとは申しませんが、現代よりもはるかに日常生活の中で体を動かすことが多かったはず。生活の豊かさと便利さを得た反面、私たちは生活習慣病というリスクとも向き合うことになったのです。

 心臓から送り出された血液は、動脈を通って全身に行き渡り、さまざまな細胞組織に酸素や栄養素を送り込みます。そして今度は静脈に移り、不必要な老廃物などを抱え込んで再び心臓に戻ります。この時、心臓から最も遠いところにある足がポンプの役目をしてスムーズに血液を送り、心臓の働きを補います。私たちは歩行をすることであらゆる筋肉を同時に動かし、そのぶん多くの酸素を要します。それによってさらに心臓は活動を促されてより健全な血液循環が生まれるというわけです。それゆえ、「足は第2の心臓」と呼ばれるのです。

 ジョギングや水泳のように時間をかけて行なうゆるやかな運動を「有酸素運動」と言いますね。短時間に行なう激しい運動(無酸素運動)と違い、その運動量に合った十分な酸素補給をし、疲労物質である乳酸も溜まりづらく、エネルギー源として脂肪を効果的に消費します。こうなることで体脂肪の減少につながり、肥満や生活習慣病対策に大きな効果を期待できるのです。
 

 健康づくりの目的で中高年の方が行なう運動は、全力の50%程度が安全で効果的な強度とされています。少し物足りないくらいの感覚から始め、3ヶ月ほどかけて50%に持っていくやり方が理想だとか。この50%の感覚の基準とは、軽く汗が出て体も楽に動かせる。― その辺が目安です。
 無理は禁物です。その人の体力や年齢を十分に考慮し、継続することが何よりも大切ですね。

 1日に行なった運動の効果は1〜2日で元に戻るとされています。ある時期に集中的に運動をしたからといって、その効果が長く持続して“貯金”が出来るわけではありません。運動は、少しずつでも継続することに意義があるのです。1日おきか、週3日以上行なうのが良いですね。中高年の方の場合は、50%の力で、息づかいが激しくならない程度を1日30分は行なうのが理想です。

私たちは何かと理由をつけては、自分の健康について目をそらしがちですね。歩くことはすなわち健康の基本です。歩くこと、楽しく運動することで新たに見えてくるものもあります。ささやかな“意識改革”で大いなる健康を得ることもあります。


食物繊維と仲良しになろう

 私たち日本人は、従来より穀類や野菜、豆、いも、海藻などを良く食べ、食物繊維をしっかりと摂取してきました。やがて食生活の欧米化に伴い、加工食品などを多く摂るようになり、いつしか動物性脂肪の摂取量が増加しました。逆に、穀類、豆類、海藻類などの割合が減り、食物繊維不足が指摘されるようになりました。生活習慣病との大きな関わりを持つとされる“食物繊維不足”。あなたは、日々の食事で十分に摂取していると言えますか?

 食物繊維は、体の構成成分やエネルギー源にはならないために、あまり重要視されない時代もあったようです。しかし、現代では、栄養素の吸収をゆるやかにしたり、有害な物質を排出するなどの作用が認識され、五大栄養素に続く「第六の栄養素」とも呼ばれています。ビタミン・ミネラルとはまた違った重要な働きをしてくれるのです。

腸管内で栄養素が拡散するのを防ぎ、栄養素の吸収をゆるやかで効率良くします。  
ブドウ糖の吸収速度をゆるやかにし、食後における血糖値の急速な上昇を防ぎます。
コレステロールの吸収を抑制してくれます。
腸の蠕動運動を活発にして無理のない排泄に働きかけます。
発がん性物質などの腸内の有害物質の排出を促します。
腸内の有用な菌たちの増殖を促して腸内環境を整えます。

 このように、食物繊維の有効性とは、とかく陥りがちなバランスを欠いた食品摂取を補って、さまざまな生活習慣病の予防に働きかけるのです。

食物繊維は、水に溶けない「不溶性食物繊維」と、水に溶ける「水溶性食物繊維」とに分けられます。

水に溶けずに水分を吸収してふくれ、それが腸壁を刺激して腸の蠕動 運動を活発にし、スムーズな排泄を促します。

大腸の中の老廃物を集め、有害物質を吸着して排出する、言わば大腸のお掃除役。

水に溶けて食品の水分を抱き込んだヌルヌルのゲル状となることで、吸収した栄養素が拡散するのを防ぎます。

粘度が高いので、胃から小腸への食べ物の移動が無理なく行なわれます。

コレステロールを原料として作られる胆汁酸を吸着して便とともに排泄します。これが結果的に、体内のコレステロールを減らしてくれるのです。

腸内細菌(善玉菌)のエサとなってその増殖を促し、腸内環境を整えます。

※不溶性食物繊維は、野菜類、穀類、いも類、豆類に多く含まれています。 ※水溶性食物繊維は、果物類、海藻類、こんにゃくなどが代表的です。

 食物繊維というと、ごぼうやセロリなどのように「筋のあるもの」を思い浮かべがちですが、実際には、いくつもの食品群に分けられます。そして、その効果的な摂り方とは、単一の食品からまとめて摂るよりも、多種類の食品からの方がより大きな効果が期待できるのです。

食物繊維の作用はそれぞれに違いがあるため、これらの多種類の食品から摂ることをお勧めします。根菜類や乾物、海藻などをふんだんに使った「和食」は、食物繊維の宝庫とも言えます。私たちが、ふっと“おふくろの味”が恋しくなるのは、きっと体が食物繊維たちを求めている証しかもしれませんね。腸内環境がいつも不安定な状態は、肉体的は言うに及ばず、精神的ストレスをも増長させますね。


季節の変わり目と体調の関係

 日本には春夏秋冬があり、四季折々の風景や食材などによって私たちの心身にさまざまな刺激を与えてくれます。人の体は、その刺激を受けて変化した部分を微調整して一定の状態にする機能を備えています。この一定の状態を「恒常性」と呼びますね。暖かい時期から寒くなると、「寒さ」に対して敏感になります。これは、気温に対する恒常性の数値が変動して体の安定を促すためなのです。代謝の面でも、病気への抵抗力の面でも、季節と体調の関係は実に大きいのです。
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季節の変わり目注意報
 私たちの日々の生命活動を支えるのが「エネルギー」ですね。体内におけるさまざまな活動に最低限必要なエネルギー量を「基礎代謝量」といいます。これは、性別・年齢・体格などによってその数値(カロリー)は異なります。基礎代謝量は、季節の変化に伴う気温にも影響されます。冬から春に向かう時に感じる温度と、夏から秋に向かう時に感じる温度には違いがあるのです。前者のような、寒い状態に耐えられるように基礎代謝量を高めている状態では、わずかな気温の上昇でも暑く感じます。逆に後者では、基礎代謝量を下げているため、仮に両方が同じ温度(例えば20度だとします)であっても肌寒く感じます。このように、季節の変わり目には、体感と実際の温度とのズレが生じやすくなるので要注意なのです。

微調整期間のすき間に
 
 気温の移り変わりと体の基礎代謝とが微調整をしてうまく同調するためには、多少の時間が必要なのです。例えば寒い時期に向かう時に、私たち人間は、その同調のためには温度の低下から3週間ほどの期間を要するとされています。この微調整が完了した後に、その時々の気候や諸条件に合致する安定した基礎代謝をもって私たちの体は機能します。この不安定な時間的すき間に、体調を崩すケースが多くなりがちなのです。

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 睡眠不足、偏った食事、運動不足…。
私たちの体に備わった“安定したリズム”を妨げる生活習慣。朝の目覚めから、食事、仕事や運動、排泄、そして睡眠に至るまで。心身ともに安定して無理のない活動は健康に欠かせませんね。生活リズムの確立のためにも、特に朝の食事の習慣を重要視して下さい。朝食ぬきが大きな問題となっている昨今ですが、特に、成長期のお子さんにとって重要なタンパク質は、成長期が終わった成人の2倍必要とされるほど大切な栄養素です。しっかりとした朝食を摂る習慣から始めることで、エネルギー不足の解消や、排泄、睡眠に至るまでの安定した体のリズムを得られるようにしましょう。さらに言えば、食事や睡眠の問題は、3食しっかりと摂っている、最低でも○○時間は寝ている、ということではなく、その内容・質を問いましょう。
 バランスを無視した食事を詰め込んだり、不規則な就寝&起床時間の繰り返しでは、体のためにはかえって逆効果さえ生むこともあります。
 エアコンの普及やさらには温暖化などの影響もあって、私たちの体に本来備わっている生活リズムにもズレが生じているかもしれません。だからこそ、季節の変化と体調との関係にはより一層の注意をして健康な毎日を過ごしたいものです。四季折々の美しさを十分に満喫するためにも。
ほら、春の扉をノックする音が、聞こえてきましたね。

具だくさんの横綱

バランスの良い食事 ー
タップリの野菜、魚介類、肉に豆腐も…
なかなかいちどに摂るのは難しいですね。
でも、ほら、アレがあるじゃないですか!
寒い日には持って来いの、
そう「お鍋」です。

野菜不足を補いたい

 体にとって害になるものを解毒するために、体内では「酵素」が重要な働きをします。そのためには、大量のビタミンやミネラルが必要になります。私たちにとって、ビタミン・ミネラルを含んだ野菜を上手に摂ることが、健康を維持する上でとても重要になります。

 鍋ものがおいしい季節ですね。野菜、魚介類、肉、豆腐などなど、具だくさんの鍋料理は各材料からいい味が出て、互いの栄養の相乗効果でその吸収率がアップし、しかも汁ごと頂くので栄養分も無駄なく摂れるわけです。日頃から野菜不足を感じている人は、スープや鍋ものでしっかりと補うことをお勧めします。

ダシはやっぱり天然素材から 

 鍋もの、汁物には、何と言ってもしっかりとしたダシをとりたいものです。ここはやはり、インスタントの物からではなく、昆布、かつを節、煮干しや干しシイタケなどの天然素材からじっくりとね。そうすることで、ビタミン・ミネラルもしっかりとれて、しかもうま味も引き出してくれるので味付けも薄くてすみ、塩分を抑えることにもつながります。昆布には、ビタミンB1、B2、カリウム、カルシウム、食物繊維、そして体内の代謝に働きかけるヨウ素がタップリと含まれています。かつお節には、良質のたんぱく質、ビタミンB1、D、鉄分、エイコサペンタエン酸(EPA)なども豊富です。あらためて、こうした優れた素材が持つ奥深さを感じますね。
 

ところで、鍋料理はあっつあつで頂くのが当然といえば当然なのですが、それを受け入れる食道や胃に対しては十分な配慮も必要ですね。

一般的に、過度に熱いものを食べると胸の奥が熱く焼けるように感じ、ぎゅーっと締め付けられるような不快感を覚えることがあります。胃の壁は粘液の膜で保護されているために、健康体であれば胃液に含まれる強い酸の影響を受けることはありませんが、しかし、食道には保護をする粘膜はなく、それゆえ酸性のものに対しては敏感で感受性が強いのです。酸性以外の強い刺激によっても傷つくことがあります。そこへ、いくつかの要因で胃液が食道に逆流などすると、食道にとってはかなりの痛手です。多くの“胸やけ”の症状は、こうした食道のダメージから生じて、それが慢性化する場合もありますので注意しましょう。いくらおいしい鍋料理であっても、激辛のもの、熱すぎるものは、あまり多量にあるいはかきこむように急いで食べるなどは控えましょうね。

野菜や魚介類を食べることが減ってきたといわれる日本人。しかし、多くの人は鍋ものが大好きでしょう。日本の食文化の中でも安定した位置を占めていると言えますね。
鍋ものに限らず具だくさんの汁物の良いところは、ご飯の脇役ではなく、量感・質感・栄養ともに主役級となれる点です。せっかくこんなにバランスの良い食事方法なのですから、タップリとうま味やビタミン・ミネラルを引き出して、おいしく栄養補給をしましょう!

大好きな人たちと囲む鍋はまた格別です。
湯気の向こうには、“笑顔”という、
もうひとつのうま味が見えませんか? 


にゅーよーく 入浴

 日本人は無類のお風呂好きです。お風呂は体を清潔にすると同時に、心の安定を保つ“癒し”の効果があります。お湯の「温度」と「水圧」の刺激によって、血流が活発になり、体温調整の機能も正常に働かせてくれます。近ごろでは、湯船に浸からずにシャワーだけで済ませる人が増えているようですね。もちろんシャワーにも利点がありますが、心身のリフレッシュとスムーズな血流の促進のために、正しい入浴法をごいっしょに考えてみましょう。
 温泉などの大きな湯船に浸かった時、浮力によって全身がお湯に浮かぶような浮遊感を味わうことがありますね。これなどは、母親の胎内で羊水に浮かんでいた記憶を呼び覚ます、究極のリラクゼーションと言えるでしょう。浮力によって、常に体を支えている筋肉を重力から解き放つことは、心身ともに“自然体”になれるということです。血液は、約1分間で体内を1周します。入浴によって温められた血液が体内を20周ぐらいすると、体は芯から温まった状態となります。個人差はありますが、39℃ぐらいのややぬるめの湯にみぞおちあたりまで浸かり、リラックスしながら20分程度を過ごすのが理想といえます。(ただし、体質や体調、季節などによっても差異があるので、あくまでも目安です。)
 私たちの体は、立っている時は重力の関係で下半身に血液が溜まります。逆に、横になっている時には上半身と下半身の血液分布が均等にあるのです。みぞおちあたりまで湯に浸かる「半身浴」では、水圧は下半身のみにかかるので、ここに溜まった血液がゆっくりと上半身に押し上げられて、体内の血液分布も均等になります。そうなることで、心臓への過剰な負担もなく、全身への血流がスムーズに行なわれるのです。
 お湯の中でじっと瞑想にふけるのもよいでしょうが、体のツボやこりをほぐすことも大切ですね。手足の指を広げたり、逆に反らしたりの軽い運動や刺激を与えることで、血行促進効果も高まります。お湯の「温度」と「水圧」という2つの刺激が体に加わることで、血液の循環をよくし、体の各機能を活発化させます。これが、健全な細胞の分裂・再生、つまりは新陳代謝を生むことにつながるのです。
 冬の時期に、暖房のきいた部屋から脱衣室・浴室に移動すると「寒さ」を感じて血圧が上昇します。寒いので早く温まろうと、高温(42℃以上)の湯に勢いよく浸かる。すると、体はその熱を逃がすために急激に血液が循環しようとして、血圧がさらに上昇します。
しばらくすると、熱さから抹消血管が拡張しすぎて、今度は急速に血圧は低下します。高い血圧からの急低下は、著しく心臓に負担をかけます。浴室温度が低く、湯温が高いという入浴法は、高齢者や高血圧の方は特に注意が必要です。入浴前にシャワーなどを使って浴室を温めておくのも良い方法です。
 発汗による一時的な脱水症状は、意外と本人に自覚症状がないままに起きることがありますのでしっかりと水分補給をして下さい。
 手足の先には太い血管が流れているために、その部分は温度が高めです。そこから体温全体が高いと判断して、体は熱を放出しようとします。せっかく芯まで温まった体を湯冷めさせないために、手足に水かぬるめの湯をかけて熱を逃がさないようにしましょう。
 ぬるめの湯にじっくりと、という人もいれば、熱くなければ入った気がしないという人もいます。それぞれに好みがあって当然です。でも、年齢や体質などによって、大いに気を付けなければならないこともありますね。
体にやさしい入浴法で芯から温めて、 こころの温度も“い〜い湯加減”にしてあげましょう。

魚介類のススメ

欧米型の食事に押されて、私たちの食卓から魚介類・海藻類の姿があまり見られなくなってしまいました。ビタミンやミネラルの宝庫と言えるものが沢山あるのに・・・
それでも近ごろは、ネバネバ系の海藻類が密かなブームの兆しありとか。どれほど大切なものかを今いちど考えてみませんか?
私たちに不可欠なもの
私たちの生命活動にとって不可欠なものに「酵素」があります。
酵素とは、摂取した栄養素を燃焼させて、分解・合成して生命活動に必要なエネルギーを作り出す大変重要なものです。
さらに、この酵素を作るのに必要なのが「ミネラル」です。
大地の土と水から得た「植物」を食べることで、私たちは必要なミネラルを摂り入れてきました。
その植物の中でも「海藻」は、あらゆるミネラルの溶け込んだ海水から私たちに必要なミネラルを取り込んでいるので、まさに最高のミネラル源と言えます。
同様に、魚介類は、私たち日本人が長く食べ親しんできたビタミン・ミネラル類の重要な供給源だったのです。

優れものたちよ大量に
例えば青魚(イワシ、サンマなど)に多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)は、コレステロールと中性脂肪を下げ、血液をサラサラにすることで有名です。
よく言われるサラサラ血液とは、赤血球などが自身の大きさよりも狭くて曲がりくねった抹消血管を通過するために、柔軟に自らの体を変形させられることです。
こうすることで私たちの体の末端にまで血液が流れるわけです。
赤血球は、必要な栄養素や酸素を各細胞や器官に届ける重要な仕事を担っているのですからこの意味は実に大きいですね。
強力な援軍、海草類
高い栄養価の代表格と言える「ひじき」には、ビタミン・ミネラルが実に豊富です。なかでもカルシウム、鉄分の含有量は海藻の中でもナンバーワンです。
このため、骨の成長・維持や増血作用に優れています。鉄分欠乏になりやすい女性にとっては強力な援軍ですね。
ちなみに、ひじきの煮物の際には、大豆や油揚げを加えることによって、たんぱく質とビタミンB群が増えてさらにバランス良い食事になりますよ。

ネバネバには意味がある
昆布、ワカメ、もずく、メカブなどに共通する海藻類特有のネバネバには「フコイダン」という成分が含まれています。
水溶性食物繊維の一種で、これが強い抗がん作用を持つと言われています。
その中でも「もずく」には、他の海藻の5〜8倍ものフコイダンが含まれているそうです。
海藻以外では、ネバネバ食品の代表とも言える「納豆」が優れた整腸作用をもたらし、さらに血栓の発生を防止する効果を期待できます。
ネバネバ糸の正体は「ムチン」という物質で、消化吸収を助けて胃の粘膜を保護します。
この力を十分に発揮させるためには、始めによ〜くかき混ぜてしっかりと糸を引かせて下さいね。
その他にも、やまいもやオクラなど「ネバネバ食材」が、今あらためて注目されています。
カキ
カルシウム・ミネラル類が豊富で、「海のミルク」と称されるほどに栄養価が高いのです。グリコーゲンという成分が私たちの肝臓に蓄えられて、エネルギーが不足したときに非常食として利用され、疲労回復や虚弱体質に効果を発揮するのです。

アサリ
良質のたんぱく質と鉄分、カルシウム、ビタミンB2、B12などを豊富に含みます。

シジミ
ほぼ同じ成分を含むアサリ以上に栄養素の含有量に優れています。特に、豊富に含まれているタウリンなどが胆汁の分泌を促進して肝臓の解毒作用を活発にしてその機能を高めます。シジミ汁が二日酔いに効果的なのはこのためです。
のり
ビタミンAやB1、B2、Cを多量に含みます。また大豆にも匹敵するたんぱく質をも含み、特に、幼少期の健全な発育に重要な役割を果たします。
昆布
「海の野菜」とも呼ばれ、ヨード、カリウム、カルシウムなどのミネラル類や多量な食物繊維を含みます。
ワカメ
豊富に含まれるカリウムやアルギン酸には、余分な塩分を体外に排出する働きがあり、水分代謝を良くしてくれます。老化防止にも有効と言われています。

子供たちの食卓

子供たちの健康について考えてみたいと思います。
生活習慣病の低年齢化が問題となっていますね。 年少者の肥満増加に代表されるように、子供たちの食生活が大きな曲がり角にあるのは間違いありません。
そして、その原因が大人にあることも。


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秋晴れに水差す夏バテ後遺症

『暑いですねェ〜』という挨拶すらおっくうになるような酷暑を、どうにかこうにか乗り切って、大きくため息をついていらっしゃることでしょう。
私たちの体は相当なダメージを受けたはず。

夏の終わりから秋口にかけて、食欲不振、不眠、脱力感などが現れて体重の減少などを引き起こす、いわゆる夏バテ。
夏に疲弊した“後遺症”が抜けきらないうちに季節の変化が訪れる時、それは体の不調を招きやすい時期でもあります。


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君の美肌に乾杯、と言わせたい。