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リビングウェル

知りたい!の輪

エッセイ, 特集号 summer/2008

 読書とは一人で行うものとずっと思っていましたが、最近認識を変える出来事がありました。それは友人に紹介された「アウトプット勉強会」という読書会に参加するようになってから。事前に課題本を読んできて、感想や意見を議論する会です。参加者は20〜40代。20代前半の参加率は結構高く、非常に珍しい現象のようで、今年の2月2日(土)の中日新聞の夕刊1面に「読書離れ ここは無縁」というタイトル記事で紹介されているくらいです。これに参加するようになって、有名な本で関心はあるんだけど、仕事に直接関係ないから、なかなか自分では選ばない。そういう書籍を読むきっかけづくりになりました。それ以上に良かったのが、年齢や職業が異なる方々の意見を聞けることでした。自分では思いつかない視点からの感想も、非常によく耳にします。きっと多くのメンバーが、自分にはない発想を聞いて、新しい発見をしていると思います。しかも一人の意見に刺激されて、他のメンバーたちが恋愛論や人生論、時には政治論や経済論などに話を発展させることも。

 お互いの意見を尊重しあい、お互いの考え方を知ることで、新しい仲間が増えていく。この「知りたい」の輪が増えるというのは、一人で読書していては味わえない貴重な時間です。コピーライターとは、クライアントが伝えたいメッセージをエンドユーザーに伝えるやすくするのが仕事です。そのために、エンドユーザーの気持ちを知ることがとても重要になってきます。広告する中身によって、エンドユーザー像もさまざまです。そういう意味で、多彩な年齢層が集まる読書会は、間接的に仕事の幅を広げることにつながり、私の良い時間になっています。この読書会ですが、最初はビジネス関連の本を読む部会しかありませんでしたが、1年経って10部会まで増えています。私も3ヶ月前に歴史学部を立ち上げました。「知りたい」の輪をもっと広げていけたらと思っています。






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