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リビングウェル

わらもじ入門

うれしたのし新発見, 特集号 summer/2008

 ありのままの心の文字を表現するのが「わらもじ」です。わらもじ宗家 清水藁水氏がはじめたこの書は、昨今、幅広い年代の人に創作の楽しみを教えてくれるものとして話題に。そして、わらもじ筆で書かれた一文字、一言は、観る(読む)人の心までもキュンとさせたり、温かくしたり・・・。
 今回は、そんな不思議な力を持つわらもじを体験。一度、書いてみると「もっと書きたい!」と思うようになりますよ。

「日本人が忘れかけた心に響く言葉」を綴った、わらもじ宗家 清水藁水オリジナル詩集から選んだ詩をわらもじに

「ときには「クスッ」と笑ってしまう“名言”もあったり・・・

「今、思うこと」を素直に表現できる楽しい時間でした

文字には、わらもじ筆だからこそ出る味わいが

2月14日 岐阜県山県市立梅原小学校の3年生〜6年生が、わらもじを体験

眞野由季江
(ライター)


ライターとして、一児の母として、日々戦い続けている(と本人は思っている)負けず嫌い。わらもじ筆を持って浮かんだ言葉は・・・

稲垣 京子
(フォトグラファー)


写真へのこだわりは頑固なまでに譲らないが、そのほかのことでは流れに身をまかせるのが生活信条。そんな今をわらもじにすると・・・

 「わらもじ」とは、名前のとおり「わら」を束ねてつくった筆を使い、墨で文字を表す書のこと。毛筆ではなかなか出すことができない“かすれ”が味になって、どこかぬくもりを感じる文字となるのが特徴です
 主役はあくまで「書き手の心」。手本どおりに書くのではなく、自由な発想で、好きな文字をどんどん書いていく―体験してみると分かるのですが、どんな文字を書いても自由、文字の大きさ、バランスもセンス次第とあって、わらもじを書いている時間は素直に集中できる心地よさがあるのです。

「辺やつくりを書くのも自分のセンス。ほら、例えば・・・・・」先生に直接指導いただきましたが、なかなかバランスよく書くのは難しい(泣)センスの問題か・・・!

 いかがですか、今回二人が体験してしたためた書。恥ずかしながら、そのときの“キブン”です。そのキブンを受け入れてくれるのが、まさにわらもじの楽しみ。初心者でも個性や感性をそのままに表現でき、(今回の二人はともかく)思いがけず味わい深い文字を書くことができます。文字の上手、下手ではなく、そのとき感じたことを心のままに・・・それがわらもじの醍醐味なのです。
 「わらが墨を吸ってしまうので、たっぷり墨をつけること」「慣れない人は一文字書くのに何度墨をつけてもいいから、自分で納得できるものを!」とアドバイスいただき、それぞれ20枚ほど書きました。試行錯誤しながら書いているあいだ、頭のなかはわらもじ一色。「こんな感じはどうかな」「ここをもっと太くすれば・・・」と、思いつくまま書き続け、終わったあとはどこかスッキリ。これほど集中して楽しめたのは久しぶりでした。

ご指導いただいた清水先生、ありがとうございました。

1947年 福島県生まれ。自由な発想で書を楽しみたいという思いから長年の試行錯誤のすえ「わらもじ筆」を使った独創的な「わらもじ」を完成させる。現在は、教育の一環として小中学校でわらもじ体験授業の指導や創作活動を行ない、普及に努めている。

 

「わらもじ倶楽部」は、わらもじ指導者、わらもじ教室生徒、わらもじ愛好家で構成され、わらもじの研究・普及活動によりその魅力を広く伝えるとともに、感性豊かな創作活動をとおして社会に貢献することを目的としています。現在、大阪府・岐阜県・愛知県を中心に、小中学校やカルチャースクールで指導。作品展示会も随時開催。

 

わらもじ宗家 清水藁水 書→

わらもじの道具

■ わらもじ筆
「わら」の品種を厳選し、完成させた筆(使用するのは穂先でなく軸の方)。筆の太さにより様々な表情が生まれる。

※「わらもじ筆」特許出願中
 出願番号 特願2005-222311

■ 墨汁(藁のしずく)
わらもじ筆の特性に最適な粘度と深みのある黒色に調合された専用墨汁。

■ 和紙(藁のこころ)
厚手の三層紙(このページで紹介している作品や体験中に使っている紙すべて)。


   ※「わらもじ」は登録商標です。商標登録第5018388号






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