• TOPへ
  • 新着情報
  • What'sブイ・クレス
  • よくあるご質問
  • 栄養クイズ
  • リビング・ウェル
  • メルマガ
  • ギャラリー

リビングウェル

笑顔の味 手間ひまかけた調理の意義

暮らしのワードローブ, 2008年8月号

ファーストフードやレンジでチンする食事が氾濫していますね。簡単に美味しく食べられ、それはそれで大いに利点があり、そういうもの無しの生活も現実的には難しい面もあります。それでも、“お手製の味”は格別ですよ。食材の良い面を引き出すさまざまな調理法で、栄養価や味にも相互作用が生まれます。私たちにとって何よりも大切な食の意義を考えましょう。手間ひまかけた食事にはおのずと心がこもります。

 日本の味とも言えるのが「うま味」ですね。うま味は、昆布から抽出された成分(グルタミン酸のナトリウム塩)が味を持っていることを発見したことで、初めて認識されました。1908年のことです。日本の料理には伝統的に昆布やしいたけ、かつお節などからのダシを摂ることが多く、そこから得られる奥深い美味しさを古くから私たちは共有してきました。言葉ではなかなか表現の出来ない独特のうま味。例えば、栄養価とうま味成分に富んだものに貝がありますね。日本人は古くから貝を重要な食材として利用してきました。それこそ、まだその栄養価などが解読されるずっと以前より慣れ親しんできました。体が欲して必要としているものを、長い長い年月をかけて自然と理解し、生活の中に取り入れてきたのですね。
 貝に共通するのが、タウリンとコハク酸という成分です。コハク酸は独特のうま味を有し、これを汁物にするとより深いうま味成分を味わうことが出来ます。あさりやしじみの味噌汁の何ともいえないあの味は、まさに“美味!”ですね。

あさり 鉄、リン、マグネシウムなどが多く含まれ、鉄欠乏性の貧血や心臓病の予防に重要な働きを期待できます。
しじみ アミノ酸のメニオニンという成分が多く、肝臓の機能を高めることでも知られています。
カ キ “海のミルク”とも言われるほどに栄養価が高く、中でも味覚障害の防止に大いに関与する亜鉛が豊富です。

 生活習慣病の元凶として知られる活性酸素。本来は、細菌やウイルスと戦う役目を持つ活性酸素が、必要以上に増えることで体内のさまざまな細胞にくっついてその質を低下させサビさせるのです。もともと私たちの体には、活性酸素の働きを抑える物質である抗酸化物質が存在し、バランスを保っています。しかし、加齢とともにこの機能が衰え、食生活やいくつかの要因とも重なって体のサビ=老化が進むのです。

 これに対抗するためにも、しっかりとした「栄養」を武器にしましょう!
 抗酸化物質は、主に緑黄色野菜に多く含まれています。昔ながらの日本食の基本である「一汁三菜」を実践してみて下さい。バランスの良い栄養摂取が期待できるのです。一汁三菜とは、ご飯に汁物、おかず3種(主菜1品、副菜2品)の献立です。主菜は魚や肉、卵、豆腐などのたんぱく質を中心に、副菜は野菜やいも類、豆、きのこ、海藻などで不足がちなビタミン・ミネラル、食物繊維をたっぷりと摂りましょう。

 大豆を発酵熟成させた味噌には、血中コレステロール値を下げて動脈硬化を防ぐ働きがあると言われています。さらに、ここに食物繊維などが豊富な野菜を多種類入れて味噌汁にすると、実にバランス良く栄養摂取が出来る一品となりますね。一杯の味噌汁の中で、具の割り合いを約7割にすることで汁を少なめに摂り、塩分カットにもなります。具が器の中にいっぱいに見えるようなあったか〜い味噌汁を、一日に2〜3杯は摂りたいものです。お腹の底から、「あぁ〜、うまい。」という至福の声が出ることでしょう。

食べるという行為は、「幸せ」ということですね。健康に美味しくいただけることは、何よりの幸せでしょう。そこに何がしかの手間や創意工夫があるからこそ、心にも染みわたる味が生まれます。
料理に無頓着な方、あるいは苦手という方、一度や二度では上手く作れないかもしれませんが、

“笑顔を呼ぶ味”に挑戦してみませんか?






Copyright (C) NUTRI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.